バーバリーは、チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるリカルド・ティッシによりデザインされた2022年秋冬プレコレクションを発表しました。
「私はコレクションを発表するにあたり、いつもと異なる体験を探究したいと考え、今後のプレコレクションはシーズンごとに新しいクリエイティブな人々に委ねることに決めました。彼らは、プライベートにおいても独自のクリエイティビティで私に影響を与える特別な人々です。クリエイティビティとは自由であり、そして他人との共感とコミュニケーションなのです。それはあなたの声であり、アイデンティティであり、あなたが他の人と共有したいと思うあなたの一部なのです。私は、彼らとクリエイティブな言葉を交わして会話し、どういう風に私のアイデンティティを解釈して実現していくのかを見ることがとても楽しみでした。
今回、この新たなクリエイティブシリーズの第一弾である2022年秋冬プレコレクションにおいて、Lea Tが私の最初のパートナーであることを発表できることを嬉しく思います。Lea Tは私の愛するファミリーの一人であり、動物や自然に精通しているだけでなく、強いフェミニニティと、リラックスした優しくロマンティックな柔らかさをバランス良くもち合わせています」
リカルド・ティッシ、バーバリー チーフ・クリエイティブ・オフィサー
このコレクションは、スタイルとアイデンティティ、一体感と自由、自然とアウトドアを称えています。
バーバリーの今を築くハウスコードにモダンなツイストが加えられ、エクレクティックなブリティッシュスタイルに、探究心とさらに先へ行くためのパワーが溶け込んでいます。コレクションは、冒険と発見を軸にテーマが展開され、物理的な世界とパーソナルなレベルにおいて、クリエイティビティと自己表現の境界線を取り去っています。
2022年秋冬プレコレクションは、バーバリーのフレンズやファミリーを起用した新しいクリエイティブシリーズの第一弾となります。今後のプレコレクションはリカルド・ティッシとパートナーを組む形で、コレクションごとにさまざまなバックグラウンドをもつインスパイアリングな人々を起用します。彼らは、リカルド・ティッシがバーバリーで築いてきたブランドのアイデンティティを解釈し、コレクションのスタイリングや、自身のクリエイティブアイデンティティを取り入れた表現方法を実施します。今回は、リカルド・ティッシの長年のコラボレーターとしての関係性があり、バーバリーファミリーの一人でもあるLea Tを起用。彼女はバーバリーのキャンペーンや、2021年春夏ランウェイショーにモデルとしても参加した経歴があります。
コレクションはアウトドアを深く追求したものとなっています。シグネチャーであるアウターウエアは、若々しさと、伝統的な実用性や探検スタイルの新鮮な解釈からインスパイアされ、新しいオーバーサイズのシルエットや、再構築されたディテールでリフレッシュされました。イギリス諸島やミラーで作られた地球のモチーフ、モノグラムマップなどの新しいプリントを施したシルクツイルのショートスリーブシャツ、ウールスカート、Tシャツにもその影響が見られます。また、前シーズンより引き続き、イギリスのクラフトムーブメントの自由さが、ドレスや、ジオメトリックプリントを施したジャケット、オーバーシャツ、ジャンパーなどの流動的なアイテムに反映されています。
「クリエイティビティとは、環境や情熱など、個人の興味に密接に関連しています。すべては私たちの視野を広げ、創造的な自己表現の追求につながります。それは、人生でもっとも重要で、高いチャレンジの一つです。なぜなら、自分が何者かを理解するための勇気と強さを必要とするからです。
私はリカルドと長年一緒に働いてきましたが、今回の新しい観点はとても良い経験になりました。なぜなら、この表現方法は、洋服を生み出したクリエイターの周囲にいる人に焦点を当てているからです。この取り組みを通して、リカルド自身が固定観念を捨て、彼の身近にいる人の新しい解釈をシェアしてくれました。そして、彼は私たちのビジョンをとても尊重してくれました。
今日のバーバリーは、自由を築き、素晴らしいものを創造する場所を与える大きな窓のような存在です。ブランドのヒストリーを省みても、現代の生活に通ずる興味深いものがある一方、イギリスの大自然へエスケープしたいと思っている人々の願望が感じられます。私は、イギリスの自然と、自分にとっての自然の両方に敬意を表しています。自分にとっての自然が、たとえ私たちが生活している社会が作り上げた規範から外れていたとしても、それを大切に思う限り、人生をかけて挑戦することが重要だと思っています」